E・ZアクセスおよびE・Zリンクを用いた腹腔鏡下子宮筋腫核出術の工夫

「緒言」腹腔鏡下子宮筋腫核出術(laparoscopic myomectomy: LM)は子宮筋層縫合のための針糸の挿入や筋腫把持鉗子としての10ミリ鉗子の使用, モルセレーターを使った筋腫の体外取り出しのため, 12mmポートの挿入が必要である. しかし近年, 低侵襲・整容性が重視され, 単孔式手術やポートの減数化であるreduced port surgery(RPS), ポートの細径化であるNeedlescopic surgery(NS)が普及してきており, 術創をより小さくし疼痛を軽減させることは患者にとって有益である. またFDAの勧告によりモルセレーターが一部販売中止となったため,...

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Veröffentlicht in:日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 2015, Vol.31(1), pp.249-252
Hauptverfasser: 熊澤, 由紀代, 白澤, 弘光, 佐藤, 亘, 熊谷, 仁, 寺田, 幸弘
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:「緒言」腹腔鏡下子宮筋腫核出術(laparoscopic myomectomy: LM)は子宮筋層縫合のための針糸の挿入や筋腫把持鉗子としての10ミリ鉗子の使用, モルセレーターを使った筋腫の体外取り出しのため, 12mmポートの挿入が必要である. しかし近年, 低侵襲・整容性が重視され, 単孔式手術やポートの減数化であるreduced port surgery(RPS), ポートの細径化であるNeedlescopic surgery(NS)が普及してきており, 術創をより小さくし疼痛を軽減させることは患者にとって有益である. またFDAの勧告によりモルセレーターが一部販売中止となったため, 筋腫の取り出し方法については工夫が必要である. 当院では, 2011年よりRPSを導入し, ラッププロテクター(TM)/E・Zアクセス(TM)(八光メディカル)の使用を開始した. 当院においてLMは, 5mmトロカー3本(内1本はカメラポート)と12mmトロカー1本の4ポート法で施行していたが, 臍部にラッププロテクター(TM)/E・Zアクセス(TM)を装着し, 12mmポートの代わりにE・Zリンク(TM)(八光メディカル)とE・Zシースを使用することで, 整容性と操作性に優れたLMの方法を考案したので報告する.
ISSN:1884-9938
1884-5746
DOI:10.5180/jsgoe.31.249