当科にて腹腔鏡下子宮筋腫核出術を反復した19症例が再手術に至った要因についての検討

「緒言」 腹腔鏡下子宮筋腫核出術(Laparoscopic myomectomy:以下LM)は, 広く行われるようになってきており, すでに子宮筋腫核出術の標準術式として認識されてきている. 一方, 子宮筋腫は再発しやすく, 複数回LMを行う例も散見されるようになってきた. 再発のみならず, 鏡視下では触覚による筋腫核の確認が難しく, 子宮筋腫の取り残しにより再びLMが必要になる可能性もある. これまで, LMを繰り返した症例の報告は非常に少ない. 当院においてLM反復例を19例経験したが, その原因について解析するとともに, 今後の症例において反復する頻度を軽減するよう対策を考えたので, 報...

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Veröffentlicht in:日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 2014, Vol.30(1), pp.127-132
Hauptverfasser: 鈴木, 幸雄, 和田, 真一郎, 川嶋, 篤, 山本, 雅恵, 簑輪, 郁, 小泉, 明希, 竹中, 裕, 中島, 亜矢子, 福士, 義将, 林, 正路, 藤野, 敬史, 佐藤, 力
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:「緒言」 腹腔鏡下子宮筋腫核出術(Laparoscopic myomectomy:以下LM)は, 広く行われるようになってきており, すでに子宮筋腫核出術の標準術式として認識されてきている. 一方, 子宮筋腫は再発しやすく, 複数回LMを行う例も散見されるようになってきた. 再発のみならず, 鏡視下では触覚による筋腫核の確認が難しく, 子宮筋腫の取り残しにより再びLMが必要になる可能性もある. これまで, LMを繰り返した症例の報告は非常に少ない. 当院においてLM反復例を19例経験したが, その原因について解析するとともに, 今後の症例において反復する頻度を軽減するよう対策を考えたので, 報告する. 「対象と方法」 2005年1月~2012年8月までの8年8ヶ月間に当院において施行された1707例のLM症例のうち, 2回LMを施行した19例について診療録を基に臨床的特徴を後方視的に検討した.
ISSN:1884-9938
1884-5746
DOI:10.5180/jsgoe.30.127