モルセレーションによる腹腔鏡下子宮筋腫核出術後に発生したParasitic peritoneal leiomyomatosisの2例
「緒言」 近年, モルセレーションによる腹腔鏡下での子宮筋腫核や子宮の搬出操作の増加に伴い, 医原性と思われる遅発性の合併症としてparasitic peritoneal leiomyomatosisやdisseminated peritoneal leiomyomatosis (DPL)の報告が増加している. 我々の施設では2002年に最初の腹腔鏡下子宮筋腫核出術を行ってから症例数が増加していき, 2011年までに1499件施行した. そのうち2例で術後にparasitic peritoneal leiomyomatosisを経験したので報告する. 「症例」 症例1: 42歳, 2経妊1経産...
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Veröffentlicht in: | 日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 2012-12, Vol.28 (2), p.561-566 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「緒言」 近年, モルセレーションによる腹腔鏡下での子宮筋腫核や子宮の搬出操作の増加に伴い, 医原性と思われる遅発性の合併症としてparasitic peritoneal leiomyomatosisやdisseminated peritoneal leiomyomatosis (DPL)の報告が増加している. 我々の施設では2002年に最初の腹腔鏡下子宮筋腫核出術を行ってから症例数が増加していき, 2011年までに1499件施行した. そのうち2例で術後にparasitic peritoneal leiomyomatosisを経験したので報告する. 「症例」 症例1: 42歳, 2経妊1経産 既往歴:てんかん, 痛風, 帝王切開術 現病歴: 2008年9月に子宮癌検診希望で前医を受診. 卵巣嚢腫の疑いとなり, 同年11月に当院紹介初診となった. MRI上は液状変性筋腫を含む多発筋腫の診断(図1A)であり, 末梢血, LDHを含む生化学, 腫瘍マーカーには異常はなかった. |
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ISSN: | 1884-9938 |