緊急手術症例中の子宮内膜症性嚢胞破裂を疑った手術症例の検討

「諸言」子宮内膜症性嚢胞の破裂は, 急性腹症を呈する婦人科疾患の一つである. 経腟超音波断層法やMRI検査法の普及により, 子宮内膜症性嚢胞の術前診断は比較的容易になってきたが, 破裂の有無を診断することは必ずしも容易ではない. 今回われわれの施設で緊急腹腔鏡下手術を施行した症例を分析し, そのなかで, 特に子宮内膜症性嚢胞破裂を疑い, 腹腔鏡下手術を行った症例をretrospectiveに検討した. そして, 子宮内膜症性嚢胞破裂の診断に有用な臨床所見が得られるかどうかについて検討した. 「対象および方法」2005年4月から2009年3月までは長崎市立市民病院で, 2009年4月から2010...

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Veröffentlicht in:日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 2011-08, Vol.27 (1), p.284-289
Hauptverfasser: 松本亜由美, 藤下晃, 中山大介, 吉田至幸, 下村友子, 荻野歩, 黒崎真紀, 小寺宏平, 南和徳
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「諸言」子宮内膜症性嚢胞の破裂は, 急性腹症を呈する婦人科疾患の一つである. 経腟超音波断層法やMRI検査法の普及により, 子宮内膜症性嚢胞の術前診断は比較的容易になってきたが, 破裂の有無を診断することは必ずしも容易ではない. 今回われわれの施設で緊急腹腔鏡下手術を施行した症例を分析し, そのなかで, 特に子宮内膜症性嚢胞破裂を疑い, 腹腔鏡下手術を行った症例をretrospectiveに検討した. そして, 子宮内膜症性嚢胞破裂の診断に有用な臨床所見が得られるかどうかについて検討した. 「対象および方法」2005年4月から2009年3月までは長崎市立市民病院で, 2009年4月から2010年9月までは済生会長崎病院で取り扱った腹腔鏡下手術症例を対象とした. まず, 腹腔鏡下手術症例のなかで緊急手術の症例を抽出し, 各疾患に関して検討した. 次に, 子宮内膜症性嚢胞破裂疑い例における臨床背景(平均年齢, r-ASRMスコア, 術前血清CA125値, 手術時間, 術式および発生部位)を検討した.
ISSN:1884-9938