O-1458 異物除去を兼用でぎる内膜ポリープ鉗子の開発

子宮内膜ポリープは子宮不正出血, 不妊症などの原因となる. 子宮鏡検査で発見しても除去する際には, 頚管拡張または麻酔はしばしば必要となる. 一方除去困難なIUDに対して, 子宮鏡で観察ができでも抜去することは困難なことがよくある. 今回これらの問題を解決するために異物除去を兼用できる内膜ポリープ鉗子を開発したので報告する. 試作1品は1号鉗子から始まり臨床に応用し, 鉗子の欠点を改良しなから, 2号, 3号, 4号鉗子まで作成した. 3号鉗子と4号鉗子の先端外径は3mmである. 方法はまず外来で頚管拡張及び麻酔なしで外径3.1mmの軟性子宮鏡を用いて子宮内検査を行う. 目的は内膜ポリープの数...

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Veröffentlicht in:日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 2010, Vol.26 (1), p.200-200
Hauptverfasser: 林保良, 藪野彰, 春日義史, 松岡智史, 金善恵, 浅井哲, 樋口隆幸, 村越行高, 中田さくら, 染谷健一, 岩田壮吉, 宮本尚彦
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:子宮内膜ポリープは子宮不正出血, 不妊症などの原因となる. 子宮鏡検査で発見しても除去する際には, 頚管拡張または麻酔はしばしば必要となる. 一方除去困難なIUDに対して, 子宮鏡で観察ができでも抜去することは困難なことがよくある. 今回これらの問題を解決するために異物除去を兼用できる内膜ポリープ鉗子を開発したので報告する. 試作1品は1号鉗子から始まり臨床に応用し, 鉗子の欠点を改良しなから, 2号, 3号, 4号鉗子まで作成した. 3号鉗子と4号鉗子の先端外径は3mmである. 方法はまず外来で頚管拡張及び麻酔なしで外径3.1mmの軟性子宮鏡を用いて子宮内検査を行う. 目的は内膜ポリープの数と位置またはIUDの種類と位置を確認する. その後経腹超音波の監視下で子宮頚管から鉗子を挿入し, ポリープを除去する. IUD除去の症例はヘガール3号または4号まで頚管拡張を行ってから抜去する. 今回開発した鉗子はポリープと除去困難なIUDの除去を可能とし, 臨床の場で有用な器具と考えられた.
ISSN:1884-9938