O-1104 当院における過去6年間の腹腔鏡下子宮筋腫核出術症例に対する自己血輸血についての検討
【目的】当院では子宮筋腫に対する全腹腔鏡下筋腫核出術(以下LM)および腹腔鏡補助下筋腫核出術(以下LAM)を過去6年間で計153例施行した. その多くの症例で術前に自己血貯血を施行しているものの半数以上で返血せずに破棄していたため, 今回自己血貯血の是非につき過去6年間の症例を検討することとした. 【対象と方法】2004年4月~2010年3月の6年間に子宮筋腫に対し当院で施行したLM/LAM 153症例(卵巣腫瘍合併などで, 同時に嚢腫核出や付属器摘出など, 他の術式を併用した症例を除く)を対象とし, 後方視的に筋腫の個数や長径, 筋腫重量, 出血量, 手術時間, 自己血貯血の有無, 返血の有...
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Veröffentlicht in: | 日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 2010, Vol.26 (1), p.68-68 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【目的】当院では子宮筋腫に対する全腹腔鏡下筋腫核出術(以下LM)および腹腔鏡補助下筋腫核出術(以下LAM)を過去6年間で計153例施行した. その多くの症例で術前に自己血貯血を施行しているものの半数以上で返血せずに破棄していたため, 今回自己血貯血の是非につき過去6年間の症例を検討することとした. 【対象と方法】2004年4月~2010年3月の6年間に子宮筋腫に対し当院で施行したLM/LAM 153症例(卵巣腫瘍合併などで, 同時に嚢腫核出や付属器摘出など, 他の術式を併用した症例を除く)を対象とし, 後方視的に筋腫の個数や長径, 筋腫重量, 出血量, 手術時間, 自己血貯血の有無, 返血の有無, 他家血輸血の有無, 術前のGnRHa療法の有無につき検討した. 【結果】153症例の内訳はLM 83症例, LAM 70症例であった. LM 76症例(91.6%), LAM 65症例(92.9%)に自己血貯血を行っていたが, そのうち輸血を施行したのは:LM 30症例(36.1%), LAM 43症例(61.4%)であった. LM症例のうち輸血した症例と輸血しなかった症例では摘出した筋腫重量に有意差を認めた(P |
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ISSN: | 1884-9938 |