腹腔鏡下子宮腺筋症摘出術(Laparoscopic adenomyomectomy)におけるコールドナイフの使用経験

「要旨」子宮腺筋症に対する子宮温存手術として, 腹腔鏡下子宮腺筋症摘出術(Laparoscopic adenomyomectomy)が行われている. 腹腔鏡手術の場合, 鉗子を用いた手術であるために触感が乏しく, 凝固切開による組織の変性から, 境界が不鮮明となり切除困難となりやすい. 今回, 腹腔鏡下子宮腺筋症摘出術に, コールドナイフを使用した. さらに症例を重ねる必要があるが, 組織が硬化し病巣の境界が不明瞭な場合にコールドナイフを併用することにより, 確実に病巣を摘出することが可能な症例もあると考えられた....

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Veröffentlicht in:日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 2009, Vol.25 (2), p.438-441
Hauptverfasser: 中山毅, 石橋武蔵, 田中一範
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「要旨」子宮腺筋症に対する子宮温存手術として, 腹腔鏡下子宮腺筋症摘出術(Laparoscopic adenomyomectomy)が行われている. 腹腔鏡手術の場合, 鉗子を用いた手術であるために触感が乏しく, 凝固切開による組織の変性から, 境界が不鮮明となり切除困難となりやすい. 今回, 腹腔鏡下子宮腺筋症摘出術に, コールドナイフを使用した. さらに症例を重ねる必要があるが, 組織が硬化し病巣の境界が不明瞭な場合にコールドナイフを併用することにより, 確実に病巣を摘出することが可能な症例もあると考えられた.
ISSN:1884-9938