当院における腹腔鏡下手術の現況について
「はじめに」当施設は兵庫県尼崎市に位置し, 産婦人科病床は35床(2005年末)を有する比較的中規模(360床)の総合病院である. 1992年(昭和62年)ごろから腹腔鏡下検査を行っており, 治療の応用として2000年(平成12年)より良性の卵巣腫瘍, 子宮筋腫, 子宮腺筋症, 子宮外妊娠, 卵巣出血, 下腹部痛などの診断, 不妊症の原因検索などを対象に腹腔鏡下手術を導入し, 現在, 症例数は350例を越えるにいたった. そこで, 過去6年間の当院における開腹・腹腔鏡下手術の手術件数の年次変化, 疾患別割合, 術中・術後合併症などについて検討した. 「対象・方法」2000年1月1日から2005...
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Veröffentlicht in: | 日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 2007, Vol.23 (1), p.202-205 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」当施設は兵庫県尼崎市に位置し, 産婦人科病床は35床(2005年末)を有する比較的中規模(360床)の総合病院である. 1992年(昭和62年)ごろから腹腔鏡下検査を行っており, 治療の応用として2000年(平成12年)より良性の卵巣腫瘍, 子宮筋腫, 子宮腺筋症, 子宮外妊娠, 卵巣出血, 下腹部痛などの診断, 不妊症の原因検索などを対象に腹腔鏡下手術を導入し, 現在, 症例数は350例を越えるにいたった. そこで, 過去6年間の当院における開腹・腹腔鏡下手術の手術件数の年次変化, 疾患別割合, 術中・術後合併症などについて検討した. 「対象・方法」2000年1月1日から2005年12月31日までの6年間に, 当科で施行した腹腔鏡下手術, 開腹手術を対象として手術件数の年次変化を示し, 腹腔鏡下手術を行った症例についての疾患別の腹腔鏡下手術の割合, 手術合併症などについて検討した. 原則として腹腔鏡下手術はオリンパス社製腹腔鏡システムを使用し, 砕石位あるいは開脚位で全身麻酔下に光学視管用の内径10mmトロッカーを臍部オープン法で挿入し, CO2ガスを用いて気腹した. |
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ISSN: | 1884-9938 |