内視鏡施行患者におけるクリティカルパスの導入について
アメリカでは高騰する医療費に対処するため保険の支払方法が基本的に出来高払いから定額制へと大きく変化した. そのため限られたコストの中で一定レベル以上の医療を提供するために医療の実施手段や方法を考慮する必要が生じてきた. こうした傾向は現在日本でも取り沙汰されており, 近い将来現実のものとなる可能性がある. こうした背景のもとにアウトカムマネジメント1)という方法が導入されている. アウトカムマネジメントは治療達成目標(アウトカム)を設定し, そのアウトカムについての調査・研究を医療サービスに取り入れることで, アウトカムに到達するための効率的なケア手段を作成し, よりよい医療サービスを実現しよ...
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Veröffentlicht in: | 日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 2000, Vol.16 (2), p.90-93 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | アメリカでは高騰する医療費に対処するため保険の支払方法が基本的に出来高払いから定額制へと大きく変化した. そのため限られたコストの中で一定レベル以上の医療を提供するために医療の実施手段や方法を考慮する必要が生じてきた. こうした傾向は現在日本でも取り沙汰されており, 近い将来現実のものとなる可能性がある. こうした背景のもとにアウトカムマネジメント1)という方法が導入されている. アウトカムマネジメントは治療達成目標(アウトカム)を設定し, そのアウトカムについての調査・研究を医療サービスに取り入れることで, アウトカムに到達するための効率的なケア手段を作成し, よりよい医療サービスを実現しようとするものである2). 具体的にはまず治療達成目標が設定される. これには患者の職場復帰の時期やその際の機能的な状態, 経済性, 患者の満足度, 医療行為に伴う合併症の発生, QOLなどが考慮される. 次に従来のケア手段, 調査されたデータおよび文献的考察に基づいて標準化されたケア手段が作成され実行される. |
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ISSN: | 1884-9938 |