腹腔鏡下手術におけるDownsizing Operationと手術侵襲

microlaparoscopyを応用した腹腔鏡下手術のdownsizing化は, 手術侵襲の低減を図る上で有用な手段と考えられている1, 2). 我々の教室では, 1996年12月よりmicrolaparoscopy(Minisite Laparoscopy(TM) System;スコープ径2mm)を臨床に導入しその積極的な運用を画策しており, microlaparoscopyによるdownsizing operation(以下DSO)実施数は年度ごとに増加傾向を示している3). しかし, DSOの手術侵襲に関する臨床的なデーターは少なく, DSOの実践がどの程度手術侵襲を低減し得るものなの...

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Veröffentlicht in:日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 2000, Vol.16 (2), p.51-54
Hauptverfasser: 廣田穣, 大原聡, 大橋由政, 黒木遵, 塚田和彦, 多田伸, 宇田川康博
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:microlaparoscopyを応用した腹腔鏡下手術のdownsizing化は, 手術侵襲の低減を図る上で有用な手段と考えられている1, 2). 我々の教室では, 1996年12月よりmicrolaparoscopy(Minisite Laparoscopy(TM) System;スコープ径2mm)を臨床に導入しその積極的な運用を画策しており, microlaparoscopyによるdownsizing operation(以下DSO)実施数は年度ごとに増加傾向を示している3). しかし, DSOの手術侵襲に関する臨床的なデーターは少なく, DSOの実践がどの程度手術侵襲を低減し得るものなのかは不明な点も多い. そこで我々は, 従来より行ってきた直径10mm径のスコープを用いた標準的な腹腔鏡下手術症例と直径2mm径のスコープを用いた腹腔鏡DSO症例に対し術後の社会復帰に関するアンケート調査を行い, 両者の比較検討からDSOの手術侵襲について考えてみた.
ISSN:1884-9938