腹腔鏡下手術における手術侵襲の解析
〔目的〕腹腔鏡下手術の手術侵襲に関する報告は, 本邦では極めて少ない. そこで我々は, 腹腔鏡下手術の手術侵襲を開腹手術症例との対比において検討した. 〔方法〕対象は, 1999.2-2000.4までに腹腔鏡下手術専門チームで取り扱った手術症例55例-腹腔鏡下手術症例30例(以下腹腔鏡群), 開腹手術症例25例(以下開腹群)とした. 手術侵襲の評価は, ・白血球数 ・CRP ・顆粒球エラスターゼ ・カテコールアミン3分画(A, NA, DA) ・IL-1β ・IL-6 ・CA125の7項目を設定し, これらを術前, 手術開始後4時間, 24時間, 4日後, 7日後の各ポイントで測定した. 統計...
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Format: | Tagungsbericht |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | 〔目的〕腹腔鏡下手術の手術侵襲に関する報告は, 本邦では極めて少ない. そこで我々は, 腹腔鏡下手術の手術侵襲を開腹手術症例との対比において検討した. 〔方法〕対象は, 1999.2-2000.4までに腹腔鏡下手術専門チームで取り扱った手術症例55例-腹腔鏡下手術症例30例(以下腹腔鏡群), 開腹手術症例25例(以下開腹群)とした. 手術侵襲の評価は, ・白血球数 ・CRP ・顆粒球エラスターゼ ・カテコールアミン3分画(A, NA, DA) ・IL-1β ・IL-6 ・CA125の7項目を設定し, これらを術前, 手術開始後4時間, 24時間, 4日後, 7日後の各ポイントで測定した. 統計学的検定は, Mann-Whitney Testにより行った. 〔成績〕白血球数は, 術後24時間値において腹腔鏡群8,646.1±393.5, 開腹群10,751.4±642.3立方ミリメートルと腹腔鏡群で有意の低値を示した(p |
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ISSN: | 1884-9938 |