Laparoscopic hysterectomy (extraperitoneal technique) の安全性と有用性
腹腔鏡補助下膣式子宮全摘術(LAVH)により膣式手術の適応は大きく拡がるが1, 2, 3, 4, 5), LAVHでも経膣的な操作が困難な際に出血量が増加することがある. また, 経膣的な手術操作での出血量を減少させるため, 従来のように腹腔鏡下で子宮に近いところで基靱帯を切断しようとすると尿管損傷や出血などのトラブルが起こりうる. Laparoscopic hysterectomy(extraperitoneal technique)(以後LEHと略す)は側臍靱帯, 内腸骨動脈から子宮動脈の起始部をたどり結紮切断する方法であり, Harry Reich, Nicholas Kadarらが報告...
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Veröffentlicht in: | 日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 1999, Vol.15(1), pp.115-119 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 腹腔鏡補助下膣式子宮全摘術(LAVH)により膣式手術の適応は大きく拡がるが1, 2, 3, 4, 5), LAVHでも経膣的な操作が困難な際に出血量が増加することがある. また, 経膣的な手術操作での出血量を減少させるため, 従来のように腹腔鏡下で子宮に近いところで基靱帯を切断しようとすると尿管損傷や出血などのトラブルが起こりうる. Laparoscopic hysterectomy(extraperitoneal technique)(以後LEHと略す)は側臍靱帯, 内腸骨動脈から子宮動脈の起始部をたどり結紮切断する方法であり, Harry Reich, Nicholas Kadarらが報告した6). この術式は腹腔鏡下による子宮全摘術の適応を拡大する際に有用であると考えられている1)が, この方法が適切であるかどうかはあまり検討されていない. そこで今回, 我々は子宮の可動性, 膣壁の伸展が不良のものや経膣操作で出血が多くなる可能性があると思われるものにLEHを施行し, 従来LAVHを施行していた同様の症例と手術成績を比較検討し, この術式の意義を検討した. |
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ISSN: | 1884-9938 1884-5746 |
DOI: | 10.5180/jsgoe.15.115 |