MINISITE LAPAROSCOPY(TM) systemの評価とその臨床応用について

腹腔鏡基本システムや周辺機器の整備は, 安全で手術完遂度の高い腹腔鏡下手術を行う上で重要な事柄である. 現在も, 種々の腹腔鏡下手術専用機材が開発・改良され臨床に供されているが, これら機材の問題点を明確にし, 臨床上での有用性を検証する意義は高い. そこで今回我々は, 近年microlaparoscopyとしてその有用性が種々報告1)2)3)4)されている細径の内視鏡システム-MINISITE LAPAROSCOPY(TM) system:USSC社(以下MINISITE)の実用性を自験例より検証するとともに今後の臨床応用について考えてみた. MINISITEの問題点と改良点 1. 機器構成...

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Veröffentlicht in:日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 1998, Vol.14 (1), p.33-38
Hauptverfasser: 廣田穣, 塚田和彦, 大原聡, 門脇恵, 河上征治, 青木豊和, 佐藤匡昭
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:腹腔鏡基本システムや周辺機器の整備は, 安全で手術完遂度の高い腹腔鏡下手術を行う上で重要な事柄である. 現在も, 種々の腹腔鏡下手術専用機材が開発・改良され臨床に供されているが, これら機材の問題点を明確にし, 臨床上での有用性を検証する意義は高い. そこで今回我々は, 近年microlaparoscopyとしてその有用性が種々報告1)2)3)4)されている細径の内視鏡システム-MINISITE LAPAROSCOPY(TM) system:USSC社(以下MINISITE)の実用性を自験例より検証するとともに今後の臨床応用について考えてみた. MINISITEの問題点と改良点 1. 機器構成と問題点 MINISITEは, 直径2mmの硬性光学視管とライトケーブル, そして専用に開発された種々の鉗子類およびトロカールから構成されている(写真1). ライトケーブルには, 各メーカーの光源に対応するアダプターが付属しているので, 専用の光源を新たに購入する必要はない.
ISSN:1884-9938