腹腔鏡下手術導入後1年間に使用した鏡下手術関連器具について

目的 現在, 膣式手術・開腹手術・腹腔鏡下手術のoptimumな適応基準は, 未だ確立されていないと考えられるが, 1994年4月以降婦人科領域でも鏡下手術が広く認められるようになって, かえって手術術式の選択に迷う場合がある. そこで当院のような中規模病院における鏡下手術導入後の現況をまとめてみた. また, この間に鏡下手術時に用いた器具や手技について報告する. 対象 1994年4月以降の約1年間の婦人科手術件数163例(全手術件数242例)中, 鏡下手術数は25例(15%)であった. 結論 病変部切離をintracorporeal法で施行したのは14例, extracorporeal法は1...

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Hauptverfasser: 平省三, 赤井マリ子, 巽利昭, 藤本和也
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:目的 現在, 膣式手術・開腹手術・腹腔鏡下手術のoptimumな適応基準は, 未だ確立されていないと考えられるが, 1994年4月以降婦人科領域でも鏡下手術が広く認められるようになって, かえって手術術式の選択に迷う場合がある. そこで当院のような中規模病院における鏡下手術導入後の現況をまとめてみた. また, この間に鏡下手術時に用いた器具や手技について報告する. 対象 1994年4月以降の約1年間の婦人科手術件数163例(全手術件数242例)中, 鏡下手術数は25例(15%)であった. 結論 病変部切離をintracorporeal法で施行したのは14例, extracorporeal法は11例であった. 1995年に入ってからは, 主としてintracorporeal法によった. trocar刺入部位は, 2ヶ所3例, 3ヶ所17例, 4ヶ所5例であった. 手術時間の平均84分間. 使用器具は, エンドループ9例, エンドスーチャー4例, エンドクリップ4例, エンドGIA2例, エンドキャッチ3例, インターシード1例, フィブリン糊使用が5例であった.
ISSN:1884-9938