当科における腹腔鏡検査・手術の変遷

当科における腹腔鏡検査は, 昭和57年に導入して以来, 昭和61年頃より本格的に実施されるようになり今日に至っている. 一方, 腹腔鏡下手術の腹腔鏡施行件数に占める割合は, 昭和61~63年までは5~10%程度であったものが, 最近では50%を超えるまでになっており, 近年の腹腔鏡下手術の情勢に乗ったかたちとなっている. そこで, これまでの当科における腹腔鏡実施状況をふりかえるとともに, 今後の腹腔鏡下手術の飛躍のためにその変遷についてまとめてみた. 対象および方法 昭和61年から平成7年6月までの9年6か月間に施行した腹腔鏡検査・手術1251例の年次推移についてまとめるとともに, 平成元年...

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Veröffentlicht in:日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 1995, Vol.11(1), pp.95-98
Hauptverfasser: 西村, 満, 中山, 理, 西垣, 新, 岡田, 久
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:当科における腹腔鏡検査は, 昭和57年に導入して以来, 昭和61年頃より本格的に実施されるようになり今日に至っている. 一方, 腹腔鏡下手術の腹腔鏡施行件数に占める割合は, 昭和61~63年までは5~10%程度であったものが, 最近では50%を超えるまでになっており, 近年の腹腔鏡下手術の情勢に乗ったかたちとなっている. そこで, これまでの当科における腹腔鏡実施状況をふりかえるとともに, 今後の腹腔鏡下手術の飛躍のためにその変遷についてまとめてみた. 対象および方法 昭和61年から平成7年6月までの9年6か月間に施行した腹腔鏡検査・手術1251例の年次推移についてまとめるとともに, 平成元年1月から平成7年6月までの6年6か月間に施行した不妊症例813例の腹腔鏡検査所見と330例の腹腔鏡下手術の内容について分析した. 成績 1)腹腔鏡施行件数の推移(図1) 図1に昭和61年1月から平成7年6月までの推移を示した. 昭和63年までは年間60例前後であったが, 平成元年以降増加して150~200例前後で推移している.
ISSN:1884-9938
1884-5746
DOI:10.5180/jsgoe.11.95