当科不妊症患者の腹腔内所見とクラミジア感染症

クラミジアトラコマチス感染症は卵管不妊の原因の一つとされている. そこで, 当科において卵管の状態を直接観察できた症例を対象に卵管異常の有無, 卵管周囲癒着の程度, 卵管閉塞の部位別に血清クラミジアIgG,IgA抗体との関係を検討した. (対象)当科において1991年1月~1992年4月までの期間に不妊症で腹腔鏡や開腹術を行った77例である. (方法)クラミジアの検査はイパザイム・クラミジア(R)を用い, クラミジアIgG,IgAの血清抗体価を測定した. IgGは64倍以上, IgAは16倍以上を陽性とした. 検討は3項目である. (1)対象をA群卵管異常のある41例, B群卵管異常のない36...

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Hauptverfasser: 永井聖一郎, 高橋敬一, 児島孝久, 伊豆田誠人, 佐藤孝道
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:クラミジアトラコマチス感染症は卵管不妊の原因の一つとされている. そこで, 当科において卵管の状態を直接観察できた症例を対象に卵管異常の有無, 卵管周囲癒着の程度, 卵管閉塞の部位別に血清クラミジアIgG,IgA抗体との関係を検討した. (対象)当科において1991年1月~1992年4月までの期間に不妊症で腹腔鏡や開腹術を行った77例である. (方法)クラミジアの検査はイパザイム・クラミジア(R)を用い, クラミジアIgG,IgAの血清抗体価を測定した. IgGは64倍以上, IgAは16倍以上を陽性とした. 検討は3項目である. (1)対象をA群卵管異常のある41例, B群卵管異常のない36例に分類し, 卵管異常の有無とクラミジアIgG,IgA抗体の関係を検討した.
ISSN:1884-9938