卵管妊娠の腹腔鏡下保存手術
近年, 超音波検査, 低単位hCG測定, 内視鏡検査の普及により, 子宮外妊娠の早期診断が可能になり, これに対し1979年DeCherneyら1)は, 卵管妊娠に対し電気凝固を併用した線状切開, 内容除去術を報告した. さらに現在では腹腔鏡手術が盛んに行なわれるようになり, Danicllら2)は, CO_2 レーザーによる卵管切開術を, Poulyら3), Rcichら4), Silvaら5)は, ピトレッシンを使用した卵管保存手術を報告している. われわれは, 腹腔鏡下に卵管妊娠と診断した症例を対象にYAGレーザーを用いた卵管切除術6)や, MTXの局注療法7)を行なってきたが, 今回ピ...
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Veröffentlicht in: | 日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 1989, Vol.5 (1), p.26-30 |
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Hauptverfasser: | , , , , , , , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 近年, 超音波検査, 低単位hCG測定, 内視鏡検査の普及により, 子宮外妊娠の早期診断が可能になり, これに対し1979年DeCherneyら1)は, 卵管妊娠に対し電気凝固を併用した線状切開, 内容除去術を報告した. さらに現在では腹腔鏡手術が盛んに行なわれるようになり, Danicllら2)は, CO_2 レーザーによる卵管切開術を, Poulyら3), Rcichら4), Silvaら5)は, ピトレッシンを使用した卵管保存手術を報告している. われわれは, 腹腔鏡下に卵管妊娠と診断した症例を対象にYAGレーザーを用いた卵管切除術6)や, MTXの局注療法7)を行なってきたが, 今回ピトレッシンを併用した卵管線状切開術を施行し, 好結果を得たので報告する. 対象 対象は1987年12月より, 1989年2月までに子宮外妊娠を疑い腹腔鏡検査を行なった12例である(表1). 方法 腹腔鏡は, 全身麻酔下にthree puncture techniqueで行なった. |
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ISSN: | 1884-9938 |