ヒステロスコープ施行とその後の妊娠症例

ヒステロスコープは, 子宮内腔の異常を直視下に観察可能なことより, より正確な診断とその後の治療方針決定の指針になり得ると考えます. すなわち当教室においても子宮粘膜下筋腫, 子宮内膜ポリープ, 異物, 隆起, 流産, 出血, 癒着, 子宮体癌, 子宮頚癌の診断並びに治療にヒステロスコープが役立っております. 特に不妊症領域においては, 昭和58年6月よりヒステロスコープを施行しておりますが, 着床障害の原因としての形態異常を直視下に確認し治療方針の一助としております. 不妊症領域において, 子宮内腔異常及び子宮奇形においては, ポリープ摘除術, 癒着剥離術, 筋腫摘除術, ストラスマン手術,...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 1987, Vol.2 (1), p.97-97
Hauptverfasser: 長崎淳一, 芝徹, 遠藤勝英, 田辺清男, 飯塚理八
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:ヒステロスコープは, 子宮内腔の異常を直視下に観察可能なことより, より正確な診断とその後の治療方針決定の指針になり得ると考えます. すなわち当教室においても子宮粘膜下筋腫, 子宮内膜ポリープ, 異物, 隆起, 流産, 出血, 癒着, 子宮体癌, 子宮頚癌の診断並びに治療にヒステロスコープが役立っております. 特に不妊症領域においては, 昭和58年6月よりヒステロスコープを施行しておりますが, 着床障害の原因としての形態異常を直視下に確認し治療方針の一助としております. 不妊症領域において, 子宮内腔異常及び子宮奇形においては, ポリープ摘除術, 癒着剥離術, 筋腫摘除術, ストラスマン手術, ジョーンズアンドジョーンズ手術等が行われていますが, 今回は従来より行われている子宮内腔癒着剥離術後IUD挿入により妊娠が成立した症例とその他若干の症例のHSGとヒステロスコープ所見とを報告致します. なお使用器具は, オリンパスのブロンコファイバースコープとフジノンHYS-Fを使用致しました.
ISSN:1884-9938