レゼクトスコープによる経頚管的切除(TCR)術

泌尿器科のレゼクトスコープは前立腺肥大症や膀胱内腫瘍などを経尿道的に切除する目的で開発された内視鏡である. 高周波を利用し腫瘍の切除または出血の凝固が容易で経腹的手術と比較すると侵襲ははるかに少ない. われわれは今回オリンパス社製の泌尿器科用レゼクトスコープを用いて粘膜下筋腫10例, 子宮中隔2例を対象にし経頸管的切除術を行ったのでその経験を報告する. まず粘膜下筋腫では以下の条件を満すものを適応とした(1)強度の過多月経または頑固な不正性器出血(2)子宮の大きさが妊娠9週程度までのもの(3)粘膜下筋腫の大きさが直径35mm以下のもの(4)子宮や附属器に癌病変または前癌病変のないもの....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 1987, Vol.2 (1), p.47-47
Hauptverfasser: 林保良, 青木類, 宮本尚彦, 中村英世, 岩田嘉行, 上野宗久, 山本泰秀
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:泌尿器科のレゼクトスコープは前立腺肥大症や膀胱内腫瘍などを経尿道的に切除する目的で開発された内視鏡である. 高周波を利用し腫瘍の切除または出血の凝固が容易で経腹的手術と比較すると侵襲ははるかに少ない. われわれは今回オリンパス社製の泌尿器科用レゼクトスコープを用いて粘膜下筋腫10例, 子宮中隔2例を対象にし経頸管的切除術を行ったのでその経験を報告する. まず粘膜下筋腫では以下の条件を満すものを適応とした(1)強度の過多月経または頑固な不正性器出血(2)子宮の大きさが妊娠9週程度までのもの(3)粘膜下筋腫の大きさが直径35mm以下のもの(4)子宮や附属器に癌病変または前癌病変のないもの.
ISSN:1884-9938