1 .腎透析患者への抗菌薬の投薬

「1. 慢性腎不全血液透析療法の現状」日本における慢性腎不全血液透析療法中患者数は2014年12月の時点で32万人余と報告され, 透析患者の平均年齢は67.5歳で経年的に高齢化の一途である. 慢性腎不全の病期の判定として, 腎機能の指標は主に糸球体濾過量(glomerular filtration rate: GFR)とクレアチニン・クリアランス値(creatinine clearance: Ccr)が用いられている. Ccr値10~5ml/minで尿毒症期(uremia), 5ml/min以下が透析療法の適応となる. 日本腎臓学会慢性腎臓病診療ガイドラインでは, 腎機能の重症度(病期)評価に...

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Veröffentlicht in:歯科薬物療法 2016, Vol.35(3), pp.161-164
1. Verfasser: 又賀, 泉
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「1. 慢性腎不全血液透析療法の現状」日本における慢性腎不全血液透析療法中患者数は2014年12月の時点で32万人余と報告され, 透析患者の平均年齢は67.5歳で経年的に高齢化の一途である. 慢性腎不全の病期の判定として, 腎機能の指標は主に糸球体濾過量(glomerular filtration rate: GFR)とクレアチニン・クリアランス値(creatinine clearance: Ccr)が用いられている. Ccr値10~5ml/minで尿毒症期(uremia), 5ml/min以下が透析療法の適応となる. 日本腎臓学会慢性腎臓病診療ガイドラインでは, 腎機能の重症度(病期)評価に糸球体濾過量(glomerular filtration rate: GFR)を指標として用いられ, GFR値15mL/min以下が透析の適応とされている.
ISSN:0288-1012
1884-4928
DOI:10.11263/jsotp.16.19