2022年改訂 IgG4関連呼吸器疾患診断基準

「要旨」 : 2011年にわが国からIgG4関連疾患包括診断基準が公表され, 各学会より臓器特異的な所見を踏まえた臓器別診断基準が順次報告された. 2015年にIgG4関連呼吸器疾患の診断基準を報告したが, 2020年の包括診断基準改訂や海外からのclassification criteriaの公表も踏まえて, その改訂を行った. 特異的な病理所見の評価と除外診断を重視し, 慢性線維化を伴う間質性肺炎を示唆する画像所見やステロイド治療に対する反応性が乏しい症例では, 本疾患以外の可能性を考慮する必要性を解説に記載した....

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Veröffentlicht in:日本呼吸器学会誌 2023-05, Vol.12 (3), p.109-113
Hauptverfasser: 半田知宏a, b, 松井祥子c, 山本洋d, 早稲田優子e, 岩澤多恵f, 上甲剛g, 能登原憲司h, 蛇澤晶i
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:「要旨」 : 2011年にわが国からIgG4関連疾患包括診断基準が公表され, 各学会より臓器特異的な所見を踏まえた臓器別診断基準が順次報告された. 2015年にIgG4関連呼吸器疾患の診断基準を報告したが, 2020年の包括診断基準改訂や海外からのclassification criteriaの公表も踏まえて, その改訂を行った. 特異的な病理所見の評価と除外診断を重視し, 慢性線維化を伴う間質性肺炎を示唆する画像所見やステロイド治療に対する反応性が乏しい症例では, 本疾患以外の可能性を考慮する必要性を解説に記載した.
ISSN:2186-5876