生来健康な男性に発症し, 改善と再増悪を繰り返したAFOPと考えられた1例

要旨: 症例は43歳男性. 咳嗽, 発熱, 労作時息切れのため愛媛県立中央病院を受診した. 胸部HRCTでは両側肺の広範な浸潤影を認め, TBLBの所見はacute fibrinous and organizing pneumonia (AFOP)の部分像に合致すると考えられた. ステロイド治療にて自覚症状, 胸部陰影ともに改善したが, ステロイド漸減に伴い2回再増悪を生じた. AFOPは通常のorganizing pneumonia (OP)より予後が悪く, 特に繰り返す症例については十分な注意を要する....

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Veröffentlicht in:日本呼吸器学会誌 2018-07, Vol.7 (4), p.245-249
Hauptverfasser: 中西徳彦a, 大朏祐治b, 佐伯和彦a, 中村純也a, 塩尻正明a, 近藤晴香a
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:要旨: 症例は43歳男性. 咳嗽, 発熱, 労作時息切れのため愛媛県立中央病院を受診した. 胸部HRCTでは両側肺の広範な浸潤影を認め, TBLBの所見はacute fibrinous and organizing pneumonia (AFOP)の部分像に合致すると考えられた. ステロイド治療にて自覚症状, 胸部陰影ともに改善したが, ステロイド漸減に伴い2回再増悪を生じた. AFOPは通常のorganizing pneumonia (OP)より予後が悪く, 特に繰り返す症例については十分な注意を要する.
ISSN:2186-5876