喘息を契機に診断した成人の先天性気管狭窄症の1例

「要旨」 : 症例は23歳男性. 上気道炎症状にて受診し, 聴診にて両側肺にwheezesを聴取し, 喘息発作の診断にて吸入ステロイド (CS) +長時間作用性β2刺激薬 (long-acting β2 agonist : LABA) にて治療開始. その後は症状改善したが, 8ヶ月後に胸部痛にて再度受診. 胸部単純X線写真にて異常が疑われCT検査を施行. 右気管気管支と気管狭窄, 完全気管輪, 肺動脈スリングを認めたため先天性気管狭窄症と診断した. 成人での発見は非常に稀であり, わが国でも数例の報告のみである. 貴重な症例と考え報告する....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本呼吸器学会誌 2018-05, Vol.7 (3), p.182-186
Hauptverfasser: 佐藤友英a, 佐藤千春a, 林光恵b, 山崎智久b, 塚本浩c, 角勇樹d
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「要旨」 : 症例は23歳男性. 上気道炎症状にて受診し, 聴診にて両側肺にwheezesを聴取し, 喘息発作の診断にて吸入ステロイド (CS) +長時間作用性β2刺激薬 (long-acting β2 agonist : LABA) にて治療開始. その後は症状改善したが, 8ヶ月後に胸部痛にて再度受診. 胸部単純X線写真にて異常が疑われCT検査を施行. 右気管気管支と気管狭窄, 完全気管輪, 肺動脈スリングを認めたため先天性気管狭窄症と診断した. 成人での発見は非常に稀であり, わが国でも数例の報告のみである. 貴重な症例と考え報告する.
ISSN:2186-5876