血中 (1→3)-β-D-グルカン値高値を伴う肺ノカルジア症の1例

「要旨」 : 症例は関節リウマチ治療中の69歳男性. 2013年10月に胸部腫瘤様陰影で当科紹介され気管支鏡検査を行うも確定診断に至らず, 11月初旬に発熱と胸部陰影の悪化あり精査加療目的に入院. CTガイド下経皮肺生検により肺ノカルジア症と診断, 治療するも永眠された. 治療前の検査で血中 (1→3)-β-D-グルカン (βDG) 値高値を認め各種検査を行うも深在性真菌感染症を疑う所見は認められず, 肺ノカルジア症により血中βDG値が上昇していた可能性が考えられた....

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Veröffentlicht in:日本呼吸器学会誌 2017-11, Vol.6 (6), p.436-440
Hauptverfasser: 小林弘典a, 島浩一郎a, 平野晋吾a, 米田一樹a, 井口光孝b, 山本雅史a
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「要旨」 : 症例は関節リウマチ治療中の69歳男性. 2013年10月に胸部腫瘤様陰影で当科紹介され気管支鏡検査を行うも確定診断に至らず, 11月初旬に発熱と胸部陰影の悪化あり精査加療目的に入院. CTガイド下経皮肺生検により肺ノカルジア症と診断, 治療するも永眠された. 治療前の検査で血中 (1→3)-β-D-グルカン (βDG) 値高値を認め各種検査を行うも深在性真菌感染症を疑う所見は認められず, 肺ノカルジア症により血中βDG値が上昇していた可能性が考えられた.
ISSN:2186-5876