茨城県南地域における非結核性抗酸菌症と環境因子の検討

「要旨」: 非結核性抗酸菌は環境中に常在する. 茨城県南の肺MAC症患者の土壌曝露, 井戸水使用の影響を検討した. 対象は128人(69.6±9.4歳), 土壌曝露のみは26人, 井戸水使用のみは10人, 土壌曝露と井戸水使用のある者は22人であった. 土壌曝露と井戸水使用のある者でM.intracellulareを多く検出した. 多変量解析で土壌曝露はオッズ比3.09(p=0.016)でありM.intracellulare感染の独立した危険因子と考えられ, 井戸水使用はオッズ比2.48(p=0.073)であった....

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Veröffentlicht in:日本呼吸器学会誌 2017-05, Vol.6 (3), p.129-135
Hauptverfasser: 三島有華a, b, 尾形朋之b, 小林寛明b, 今瀬玲菜b, 八木太門b, d, 齋藤弘明c, 山下高明b, c, 齊藤和人c, 藤江俊秀d, 稲瀬直彦d
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「要旨」: 非結核性抗酸菌は環境中に常在する. 茨城県南の肺MAC症患者の土壌曝露, 井戸水使用の影響を検討した. 対象は128人(69.6±9.4歳), 土壌曝露のみは26人, 井戸水使用のみは10人, 土壌曝露と井戸水使用のある者は22人であった. 土壌曝露と井戸水使用のある者でM.intracellulareを多く検出した. 多変量解析で土壌曝露はオッズ比3.09(p=0.016)でありM.intracellulare感染の独立した危険因子と考えられ, 井戸水使用はオッズ比2.48(p=0.073)であった.
ISSN:2186-5876