気腫合併肺線維症に併発した肺癌に対して外科的治療を行った27例の臨床的検討

「要旨」 : 気腫合併肺線維症 (combined pulmonary fibrosis and emphysema : CPFE) は高率に肺癌を合併するが, 合併した肺癌の外科的治療について一定の見解はない. 当院でCPFE合併肺癌に肺切除術を施行した27症例を後方視的に検討した. 手術方法は胸腔鏡22例, 開胸5例, 術式は部分切除術1例, 葉切除術以上26例であった. 術後2例で間質性肺炎の急性増悪をきたしたが, 多くの症例で術後肺機能は保たれていた. CPFE合併肺癌に対しては適応があれば外科的治療を検討すべきと考えられた....

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Veröffentlicht in:日本呼吸器学会誌 2015-09, Vol.4 (5), p.343-351
Hauptverfasser: 溝上裕子a, 増永愛子a, 小嶋圭介a, 高橋比呂志a, 佐伯祥a, 一安秀範a, 吉本健太郎b, 森毅b, 鈴木実b, 興梠博次a
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「要旨」 : 気腫合併肺線維症 (combined pulmonary fibrosis and emphysema : CPFE) は高率に肺癌を合併するが, 合併した肺癌の外科的治療について一定の見解はない. 当院でCPFE合併肺癌に肺切除術を施行した27症例を後方視的に検討した. 手術方法は胸腔鏡22例, 開胸5例, 術式は部分切除術1例, 葉切除術以上26例であった. 術後2例で間質性肺炎の急性増悪をきたしたが, 多くの症例で術後肺機能は保たれていた. CPFE合併肺癌に対しては適応があれば外科的治療を検討すべきと考えられた.
ISSN:2186-5876