携帯情報端末用禁煙支援アプリ使用者に対するCOPD認知に関するオンライン調査

要旨: COPDの診断率が低いのは, 疾患認知度の低さが最大の要因である. 我々は, 独自に開発した禁煙支援アプリの使用者に対しCOPD認知に関する調査を行った. アプリ使用時に無記名自己記入型のオンラインアンケートを行い, 2,528名から有効な回答を得た. COPD認知度は45.3%であり, 多変量解析の結果, 高年齢, 心血管疾患・精神疾患の既往, 医療従事者では認知度が高く, 男性, テレビや口コミを健康・医療の情報源とする者などで低かった. 禁煙支援アプリ使用者におけるCOPD認知は不十分であり, 認知の程度には複数の因子が影響する....

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本呼吸器学会誌 2015-05, Vol.4 (3), p.216-222
Hauptverfasser: 片山均, 伊東亮治, 山本千恵, 濱田千鶴, 豊澤亮, 加藤亜希, 三好誠吾, 大藏隆文, 檜垣實男
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:要旨: COPDの診断率が低いのは, 疾患認知度の低さが最大の要因である. 我々は, 独自に開発した禁煙支援アプリの使用者に対しCOPD認知に関する調査を行った. アプリ使用時に無記名自己記入型のオンラインアンケートを行い, 2,528名から有効な回答を得た. COPD認知度は45.3%であり, 多変量解析の結果, 高年齢, 心血管疾患・精神疾患の既往, 医療従事者では認知度が高く, 男性, テレビや口コミを健康・医療の情報源とする者などで低かった. 禁煙支援アプリ使用者におけるCOPD認知は不十分であり, 認知の程度には複数の因子が影響する.
ISSN:2186-5876