Mycoplasma pneumoniaeとChlamydophila pneumoniaeの重複感染による肺炎

「要旨」 Mycoplasma pneumoniaeとChlamydophila pneumoniaeの重複感染による肺炎を4例経験し, その臨床像を検討した. 症例は, 若年成人(19歳・男性, 24歳・女性, 34歳・女性, 36歳・女性)に発症し, 基礎疾患は認めず, 頑固な咳嗽があり, 末梢血白血球数が10,000/μl未満であるが, 胸部聴診でcoarse cracklesを聴取し, 喀痰を認めるという臨床症状を呈した. 胸部画像所見は, 周囲にすりガラス陰影を伴う浸潤影を認め, 小葉中心性粒状陰影や気管支壁肥厚もみられた....

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Veröffentlicht in:日本呼吸器学会誌 2014-11, Vol.3 (6), p.789-793
Hauptverfasser: 沖本二郎, 加藤幹, 栗原武幸, 宮下修行
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「要旨」 Mycoplasma pneumoniaeとChlamydophila pneumoniaeの重複感染による肺炎を4例経験し, その臨床像を検討した. 症例は, 若年成人(19歳・男性, 24歳・女性, 34歳・女性, 36歳・女性)に発症し, 基礎疾患は認めず, 頑固な咳嗽があり, 末梢血白血球数が10,000/μl未満であるが, 胸部聴診でcoarse cracklesを聴取し, 喀痰を認めるという臨床症状を呈した. 胸部画像所見は, 周囲にすりガラス陰影を伴う浸潤影を認め, 小葉中心性粒状陰影や気管支壁肥厚もみられた.
ISSN:2186-5876