慢性肺アスペルギルス症の予後因子の検討:ガラクトマンナン抗原値は予後推定に有用か

要旨:慢性肺アスペルギルス症の予後因子を明らかにするために, アスペルギルス沈降抗体検査陽性によって臨床的に診断された慢性肺アスペルギルス症129例に対し, 患者因子(年齢, 性別, body mass index, 基礎呼吸器疾患)および抗体陽性時の検査所見(真菌所見, ガラクトマンナン抗原値, β-Dグルカン値)と予後との関連性を検討した. その結果, 診断時のガラクトマンナン抗原値が0.5以上の症例では, 0.5未満の症例に比べ有意に生存期間が短く(p...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本呼吸器学会誌 2012-05, Vol.1 (4), p.283-286
Hauptverfasser: 藤内智, 堂下和志, 高橋政明, 山本泰司, 武田昭範, 西垣豊, 藤田結花, 山崎泰宏, 藤兼俊明
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:要旨:慢性肺アスペルギルス症の予後因子を明らかにするために, アスペルギルス沈降抗体検査陽性によって臨床的に診断された慢性肺アスペルギルス症129例に対し, 患者因子(年齢, 性別, body mass index, 基礎呼吸器疾患)および抗体陽性時の検査所見(真菌所見, ガラクトマンナン抗原値, β-Dグルカン値)と予後との関連性を検討した. その結果, 診断時のガラクトマンナン抗原値が0.5以上の症例では, 0.5未満の症例に比べ有意に生存期間が短く(p
ISSN:2186-5876