舌骨の位置異常で挿管困難が予測された患者の麻酔経験

舌骨が通常より低く,甲状軟骨前面に位置する患者の麻酔を経験した.患者には術前に上気道狭窄を疑わせる症状や嚥下障害はなく,麻酔導入時の用手マスク換気も容易であった.挿管困難の可能性も考慮してエアウェイスコープ®を用いたが,良好な視野を得られ,挿管は容易だった.術終了抜管後も上気道異常を疑わせる症状は認められなかった....

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Veröffentlicht in:日本臨床麻酔学会誌 2013, Vol.33(4), pp.594-596
Hauptverfasser: 黒岩, 香里, 田中, 稔幸, 高野, 岳大, 西澤, 政明
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:舌骨が通常より低く,甲状軟骨前面に位置する患者の麻酔を経験した.患者には術前に上気道狭窄を疑わせる症状や嚥下障害はなく,麻酔導入時の用手マスク換気も容易であった.挿管困難の可能性も考慮してエアウェイスコープ®を用いたが,良好な視野を得られ,挿管は容易だった.術終了抜管後も上気道異常を疑わせる症状は認められなかった.
ISSN:0285-4945
1349-9149
DOI:10.2199/jjsca.33.594