複数の画像情報を統合する工夫─新しいビデオ喉頭鏡(クーデック®ビデオラリンゴスコープポータブル,VLP-100)とビデオ気管支鏡を併用した気管挿管
近年のカメラやモニターの急速な発達は気道確保機器を著しく進化させ,小型で高性能のものが続々と登場している.種々の機器の出力情報を「統合」し,情報の受け手に対して「みやすく」表現するシステムの構築は,機器開発努力など「メーカーの工夫」に対して,「ユーザーの工夫」ともいえよう.その1例として,CCDカメラ・LCDモニター搭載のマッキントッシュ型ビデオ喉頭鏡とビデオ気管支鏡を併用したシステムをあげ,挿管困難モデルへの気管挿管に使用した.これは2種の機器の出力情報を1つの大型LCDモニターに統合し,気管挿管施行者・介助者・指導者で共有するシステムであり,手技の安全性・教育効率の向上につながると考える....
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Veröffentlicht in: | 日本臨床麻酔学会誌 2010, Vol.30(5), pp.804-808 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 近年のカメラやモニターの急速な発達は気道確保機器を著しく進化させ,小型で高性能のものが続々と登場している.種々の機器の出力情報を「統合」し,情報の受け手に対して「みやすく」表現するシステムの構築は,機器開発努力など「メーカーの工夫」に対して,「ユーザーの工夫」ともいえよう.その1例として,CCDカメラ・LCDモニター搭載のマッキントッシュ型ビデオ喉頭鏡とビデオ気管支鏡を併用したシステムをあげ,挿管困難モデルへの気管挿管に使用した.これは2種の機器の出力情報を1つの大型LCDモニターに統合し,気管挿管施行者・介助者・指導者で共有するシステムであり,手技の安全性・教育効率の向上につながると考える. |
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ISSN: | 0285-4945 1349-9149 |
DOI: | 10.2199/jjsca.30.804 |