われわれの施設でのエピドラスコピーの実際―治療成績の向上を目指して
[要旨]自治医科大学の五十嵐によって現在の形態の硬膜外内視鏡(エピドラスコピー)がわが国に紹介されて約10年が経過した. われわれも現在まで試行錯誤を繰り返し, さらに症例を経験することにより治療成績の向上を目指して自分たちなりの手順や手技を作り上げ, ある程度満足のいく結果が得られるようになってきた. 当施設におけるエピドラスコピーの手技, 術後管理など初期の頃と変遷したものを述べてみたい. 「はじめに」自治医科大学の五十嵐によって現在の形態の硬膜外内視鏡(エピドラスコピー)がわが国に紹介されて約10年が経過した1). 硬膜外内視鏡の直径0.9mmという細さは大いなる武器ではあるが, 同時に...
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Veröffentlicht in: | 日本臨床麻酔学会誌 2010-03, Vol.30 (2), p.315-319 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | [要旨]自治医科大学の五十嵐によって現在の形態の硬膜外内視鏡(エピドラスコピー)がわが国に紹介されて約10年が経過した. われわれも現在まで試行錯誤を繰り返し, さらに症例を経験することにより治療成績の向上を目指して自分たちなりの手順や手技を作り上げ, ある程度満足のいく結果が得られるようになってきた. 当施設におけるエピドラスコピーの手技, 術後管理など初期の頃と変遷したものを述べてみたい. 「はじめに」自治医科大学の五十嵐によって現在の形態の硬膜外内視鏡(エピドラスコピー)がわが国に紹介されて約10年が経過した1). 硬膜外内視鏡の直径0.9mmという細さは大いなる武器ではあるが, 同時に癒着の剥離や索状物の切除を行うデバイスが付属していないために, 手技の限界を感じたのはわれわれだけではないと思う. われわれも既存のデバイスの利用, 体位のとり方, ビデオガイドカテーテル(VGC)の操作法の工夫などを行って限界に対処してきた. |
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ISSN: | 0285-4945 |