喉頭部に食い込んだ小児気道異物の1症例

スプリングを誤嚥し, 披裂喉頭蓋ヒダに食い込んだ症例を報告する. 15ヵ月, 女児. 身長76cm, 体重7.6kg. 前医にて声門部付近のスプリングが認められ, 摘出目的で当院搬送となった. 導入は緩徐導入で行い, ラリンジアルマスク (以下, LMA) を挿入した. 気管支ファイバーでスプリングを確認, 鉗子で摘出を試みるも摘出に難渋した. LMAを抜去し喉頭展開したところ直視下でスプリングが確認できたため, ケリー鉗子を用いてそれを摘出した. その後ただちに経口的気管挿管を施行し, 患児は集中治療室へと搬送された. 手術後3日目で抜管, 術後6日で退院となった....

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Veröffentlicht in:日本臨床麻酔学会誌 2009/05/15, Vol.29(3), pp.311-315
Hauptverfasser: 松田, 善文, 肥塚, 恭子, 新井, としみ, 安岡, 朝子
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:スプリングを誤嚥し, 披裂喉頭蓋ヒダに食い込んだ症例を報告する. 15ヵ月, 女児. 身長76cm, 体重7.6kg. 前医にて声門部付近のスプリングが認められ, 摘出目的で当院搬送となった. 導入は緩徐導入で行い, ラリンジアルマスク (以下, LMA) を挿入した. 気管支ファイバーでスプリングを確認, 鉗子で摘出を試みるも摘出に難渋した. LMAを抜去し喉頭展開したところ直視下でスプリングが確認できたため, ケリー鉗子を用いてそれを摘出した. その後ただちに経口的気管挿管を施行し, 患児は集中治療室へと搬送された. 手術後3日目で抜管, 術後6日で退院となった.
ISSN:0285-4945
1349-9149
DOI:10.2199/jjsca.29.311