気象関連性疼痛を訴える慢性疼痛患者の特徴と運動療法
「はじめに」 慢性疼痛を訴える患者は様々な症状・複雑な病態を呈しており, その中には気象変化, たとえば, 雨の降る前や寒くなったとき, また季節の変わり目など, 気温・湿度・気圧が変化するときに症状が悪化することを訴える症例がしばしばみられる. しかし, 気象変化により影響を受ける疼痛の性状について調べたものは少ないのが現状である. また, 慢性疼痛に対しての治療として, セラピストにより管理された運動療法が, 非薬物的療法においてエビデンスレベルが高く推奨されているものとして挙げられている. 我々は, 天気の影響を受けて発症したり悪化したりする慢性の痛みを「気象関連性疼痛(天気痛)」と位置...
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Veröffentlicht in: | PAIN RESEARCH 2019-12, Vol.34 (4), p.336-341 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」 慢性疼痛を訴える患者は様々な症状・複雑な病態を呈しており, その中には気象変化, たとえば, 雨の降る前や寒くなったとき, また季節の変わり目など, 気温・湿度・気圧が変化するときに症状が悪化することを訴える症例がしばしばみられる. しかし, 気象変化により影響を受ける疼痛の性状について調べたものは少ないのが現状である. また, 慢性疼痛に対しての治療として, セラピストにより管理された運動療法が, 非薬物的療法においてエビデンスレベルが高く推奨されているものとして挙げられている. 我々は, 天気の影響を受けて発症したり悪化したりする慢性の痛みを「気象関連性疼痛(天気痛)」と位置づけて専門外来を開設しており, 薬物療法と併せて運動療法を行ってきている. |
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ISSN: | 0915-8588 |
DOI: | 10.11154/pain.34.336 |