サブスタンスP, ニューロキニンAおよびニューロキニンB誘発性疼痛関連行動に及ぼすコレシストキニンの効果
コレシストキニン(CCK)は, ヒトを含めた哺乳類の中枢神経内において多くみいだされ5, 23), 大脳皮質灰白質, 中脳水道周囲灰白質(PAG), 視床腹内側核および脊髄後角に分布することから, 痛覚受容あるいは痛覚制御に密接に関連する機能を有することが多くの研究グループにより報告されている2, 3, 8, 15). 痛覚閾値に及ぼすCCK-8sおよびデカペプチドアナログであるセルレインの効果についての研究結果は異なっている. Zetlerら14, 27), Barbazら1)およびHillら1)の研究グループは, CCK-8sおよびセルレインが種々の疼痛モデルにおいてナロキソン拮抗性の鎮痛...
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Veröffentlicht in: | PAIN RESEARCH 1998, Vol.13 (2), p.65-71 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | コレシストキニン(CCK)は, ヒトを含めた哺乳類の中枢神経内において多くみいだされ5, 23), 大脳皮質灰白質, 中脳水道周囲灰白質(PAG), 視床腹内側核および脊髄後角に分布することから, 痛覚受容あるいは痛覚制御に密接に関連する機能を有することが多くの研究グループにより報告されている2, 3, 8, 15). 痛覚閾値に及ぼすCCK-8sおよびデカペプチドアナログであるセルレインの効果についての研究結果は異なっている. Zetlerら14, 27), Barbazら1)およびHillら1)の研究グループは, CCK-8sおよびセルレインが種々の疼痛モデルにおいてナロキソン拮抗性の鎮痛作用を生じることから, 内因性CCK-8sがオピオイド様の痛覚制御因子として機能している可能性を報告している. しかしながら, Farisら7)やDourishら6)の研究グループはCCK-8sの少用量がモルヒネや内因性オピオイドの侵害刺激抑制作用を減弱させることをみいだし, CCK-8sが内因性オピオイド拮抗因子として機能している可能性を堤唱している. |
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ISSN: | 0915-8588 |