当院においてリハビリテーションを継続している後天性免疫不全症候群の2症例

はじめに 日本のHuman immunodeficiency virus(以下HIV)感染者, Acquired immunodeficiency syndrome(以下AIDS)患者は年々増加しており, 長野県は2004年のHIV感染者, AIDS患者の新規報告数が人口比では全国8位となっている1, 2). 当院は長野県内のエイズ治療拠点病院8施設の1つであり, 診療圏内の感染者, 患者のほとんどを受け入れている. 2005年3月までに73人の感染者, 患者が受診し, うち35人が治療を継続している. 以前は外国人が多く, 当院の役割は急性期の治療と帰国支援が主であった. 最近は初診例の約8...

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Veröffentlicht in:リハビリテーション医学 2006, Vol.43(10), pp.680-686
Hauptverfasser: 西, 眞歩, 宍戸, 康恵, 樋端, 佑樹, 寺岡, 史人
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:はじめに 日本のHuman immunodeficiency virus(以下HIV)感染者, Acquired immunodeficiency syndrome(以下AIDS)患者は年々増加しており, 長野県は2004年のHIV感染者, AIDS患者の新規報告数が人口比では全国8位となっている1, 2). 当院は長野県内のエイズ治療拠点病院8施設の1つであり, 診療圏内の感染者, 患者のほとんどを受け入れている. 2005年3月までに73人の感染者, 患者が受診し, うち35人が治療を継続している. 以前は外国人が多く, 当院の役割は急性期の治療と帰国支援が主であった. 最近は初診例の約80%が日本人男性であり, 当院で治療を継続する例が増加している. また治療の進歩に伴い, 多くのAIDS患者が日和見感染を脱し, 抗レトロウイルス薬を併用するhighly active anti-retroviral therapy(以下HAART)によって長期の療養に移行している.
ISSN:0034-351X
1880-778X
DOI:10.2490/jjrm1963.43.680