人工膝関節置換術後10年以上を経て両側脛骨にinsufficiency fractureを来たした1例
人工膝関節全置換術(TKA)の稀な遅発性合併症として骨脆弱性を基盤として発生するinsufficiency fractureがある. 我々は両側のTKAおよび人工股関節全置換術(THA)後に長期を経て, 両側脛骨に外傷の既往なくinsufficiency fractureを来たした1例を経験したので報告する. 症例 65歳, 女性, 主婦. 身長146cm, 体重42kg. 既往歴:1963年, 関節リウマチ発症. 前医よりリウマチ治療薬として1988年以降ステロイド剤を, 骨粗鬆症治療薬としてカルシトリオール(ロカルトロール(R))0.25μg/日を処方されていた. 関節リウマチによる両股,...
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Veröffentlicht in: | リハビリテーション医学 2005, Vol.42(3), pp.212-215 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 人工膝関節全置換術(TKA)の稀な遅発性合併症として骨脆弱性を基盤として発生するinsufficiency fractureがある. 我々は両側のTKAおよび人工股関節全置換術(THA)後に長期を経て, 両側脛骨に外傷の既往なくinsufficiency fractureを来たした1例を経験したので報告する. 症例 65歳, 女性, 主婦. 身長146cm, 体重42kg. 既往歴:1963年, 関節リウマチ発症. 前医よりリウマチ治療薬として1988年以降ステロイド剤を, 骨粗鬆症治療薬としてカルシトリオール(ロカルトロール(R))0.25μg/日を処方されていた. 関節リウマチによる両股, 膝関節痛が増強し, 1989年から他院で入院, 3年間ほとんど歩行不能で安静を余儀なくされていた. 1991年7月当科初診. 初診時, Steinbrocker分類StageIV ClassIV. Larsen分類GradeIV. 以後はプレドニゾロン(プレドニゾロン(R))5~10mg/日, ブシラミン(リマチル(R))100mg/日の処方を受けている. |
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ISSN: | 0034-351X 1880-778X |
DOI: | 10.2490/jjrm1963.42.212 |