13.急性期病院における脳卒中リハビリテーション治療成績の検討

【目的】急性期病院での脳卒中リハビリテーションの効果をmotor FIM(以下m FIM)を用いて分析した. 【対象と方法】2003年4月~2004年5月に当院リハ科より退院した急性期脳卒中症例176名(男性100, 女性76. 脳梗塞117, 脳出血59. 年齢73.1±10.2歳). 後方視的に退院先, 在院日数, m FIM, 歩行獲得などを調査. 【結果】在院日数45.7±26.0日. 自宅退院80.7%. 歩行自立67%. 発症~入院 中央値1日. 初回m FIM36.8±22.3. 退院時m FIM68.8±19.6. m FIM efficiency 1.10±1.05/day....

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Veröffentlicht in:リハビリテーション医学 2004-10, Vol.41 (10), p.705-705
Hauptverfasser: 木口らん, 原 寛美, 佐藤貴子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】急性期病院での脳卒中リハビリテーションの効果をmotor FIM(以下m FIM)を用いて分析した. 【対象と方法】2003年4月~2004年5月に当院リハ科より退院した急性期脳卒中症例176名(男性100, 女性76. 脳梗塞117, 脳出血59. 年齢73.1±10.2歳). 後方視的に退院先, 在院日数, m FIM, 歩行獲得などを調査. 【結果】在院日数45.7±26.0日. 自宅退院80.7%. 歩行自立67%. 発症~入院 中央値1日. 初回m FIM36.8±22.3. 退院時m FIM68.8±19.6. m FIM efficiency 1.10±1.05/day. 自宅退院群の在院日数44.1±27.7日, m FIM efficiency 1.24±1.11/day. 【まとめ】当院における週7日のリハの実施, リハ開始とその訓練量をより早期へとシフトするシステムにより, 早期に高いm FIM gainが得られることが示唆された. 急性期病院において自宅復帰可能か, 回復期リハ病院などへの転院が必要かを判断する予測的な評価に, m FIM gainで示される急性期からの回復の経過が有用となる.
ISSN:0034-351X