6.当院における嚥下訓練への取組み

医師, 作業療法士, 看護師, 管理栄養士で嚥下障害改善委員会を結成し, 嚥下訓練マニュアルを作成した. 嚥下体操, 呼吸訓練, 摂食訓練, 嚥下食, 嚥下障害患者の状態評価表, 摂食嚥下障害のスクリーニング表, 治療計画指示書, 摂食訓練効果判定表を策定し, 嚥下訓練を行った. 脳血管障害患者48例中30例, 神経難病7例中6例, 痴呆5例中4例は訓練の効果を示した. 胃痩栄養患者35例中12例は全量経口摂取可能, 他の12例は一部経口摂取可能に改善した. 胃瘻患者で訓練効果のあった例の約9割は, 訓練開始30日以内にゼリーの経口摂取が可能となった. 胃瘻が不必要なまでに改善できた症例の2/...

Ausführliche Beschreibung

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:リハビリテーション医学 2004-07, Vol.41 (7), p.485-486
Hauptverfasser: 前田敏男, 米山達也, 中川好子, 山本昌代, 供田桜, 浜岸悦子, 井下正子, 手塚香, 竹村修, 西川圭子, 竹田宏美, 疋島知恵子, 石丸直美, 藤井香織, 中野由起子, 加来洋子, 高田晶子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:医師, 作業療法士, 看護師, 管理栄養士で嚥下障害改善委員会を結成し, 嚥下訓練マニュアルを作成した. 嚥下体操, 呼吸訓練, 摂食訓練, 嚥下食, 嚥下障害患者の状態評価表, 摂食嚥下障害のスクリーニング表, 治療計画指示書, 摂食訓練効果判定表を策定し, 嚥下訓練を行った. 脳血管障害患者48例中30例, 神経難病7例中6例, 痴呆5例中4例は訓練の効果を示した. 胃痩栄養患者35例中12例は全量経口摂取可能, 他の12例は一部経口摂取可能に改善した. 胃瘻患者で訓練効果のあった例の約9割は, 訓練開始30日以内にゼリーの経口摂取が可能となった. 胃瘻が不必要なまでに改善できた症例の2/3は訓練開始100日以内に胃瘻を離脱できたが, 残りは150日以上もかかった.
ISSN:0034-351X