平成12年度の厚生年金義肢・装具支給対象者の実態
「目的」全国の厚生年金病院は厚生年金法に基づいて, 義肢・装具等の支給, 修理を行っているが, 支給対象者の調査はあまり行われていない. 「方法」今回1府10県(19会場)で, 出張巡回相談を実施した. その際相談に訪れた合計803人に対して, 全員にアンケート調査を行った. 「結果」有効回答は768人(男672人, 女96人)95.6%であった. 内訳は義手373人, 義足337人, 装具58人であった. 年齢分布は50歳未満84人, 50代213人, 60代280人, 70代149人, 80歳以上27人, 不詳19人であった. 男性では義手305人, 義足314人とほぼ同数であったが, 女...
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Veröffentlicht in: | リハビリテーション医学 2001, Vol.38 (suppl), p.S373-S373 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「目的」全国の厚生年金病院は厚生年金法に基づいて, 義肢・装具等の支給, 修理を行っているが, 支給対象者の調査はあまり行われていない. 「方法」今回1府10県(19会場)で, 出張巡回相談を実施した. その際相談に訪れた合計803人に対して, 全員にアンケート調査を行った. 「結果」有効回答は768人(男672人, 女96人)95.6%であった. 内訳は義手373人, 義足337人, 装具58人であった. 年齢分布は50歳未満84人, 50代213人, 60代280人, 70代149人, 80歳以上27人, 不詳19人であった. 男性では義手305人, 義足314人とほぼ同数であったが, 女性では義手68人, 義足23人と義手の方が多かった. 今回, 新規に巡回相談に訪れた人は34人(4.4%)で, 新調を目的に再来した人は549人(71%)を占めた. これまでに厚生年金以外の支給制度を利用したことが有る人の中で最多は, 労災の337人(43.3%)であり, 厚生年金からのみ支給を受けている人は274人(35.3%)であった. 又, 厚生年金の義肢・装具支給と巡回相談について「困っていること」, 「希望」, 「良い点」を自由回答方式で記載してもらったところ得られた回答は311人(回答率38%)で, 延べ418項目であった. 内訳は困っていることの記載が171で40.9%, 希望の記載が150人で35.9%, 良い点の記載が97人で23.2%であった. 「結論」支給対象者は男性, 50歳以上の高齢者が多く, 男性は義手・義足に差は無いが, 女性は義手の支給が多い. また新規に支給を受ける人は少ない. |
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ISSN: | 0034-351X |