心臓リハビリテーションにおいて耐糖能障害を合併する患者群の臨床的特徴

急性心筋梗塞後の心臓リハビリテーション目的の入院患者群の対象に, 耐糖能障害(境界型糖尿病と糖尿病)を合併する患者群の臨床的特徴を明らかにすることを目的とした. 平成7年6月~平成11年3月に当科に入院した患者72例を対象とし, 身体計測, 採血検査, トレッドミルによる運動負荷試験などを施行した. 耐糖能障害を合併する割合は43%, 糖尿病患者は25%, 境界型糖尿病患者も18%とほぼ糖尿病患者と同じ割合であった. また, 発症後新たに耐糖能障害と診断された患者も21%と高値を示した. 運動耐容能については, 耐糖能正常群と耐糖能障害群間には明らかな差は認められなかった....

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Hauptverfasser: 原田卓, 吉田俊子, 上月正博, 吉田一徳, 神本昌宗, 渡邊美穂子, 山本千登勢, 樋渡正夫, 佐藤徳太郎
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:急性心筋梗塞後の心臓リハビリテーション目的の入院患者群の対象に, 耐糖能障害(境界型糖尿病と糖尿病)を合併する患者群の臨床的特徴を明らかにすることを目的とした. 平成7年6月~平成11年3月に当科に入院した患者72例を対象とし, 身体計測, 採血検査, トレッドミルによる運動負荷試験などを施行した. 耐糖能障害を合併する割合は43%, 糖尿病患者は25%, 境界型糖尿病患者も18%とほぼ糖尿病患者と同じ割合であった. また, 発症後新たに耐糖能障害と診断された患者も21%と高値を示した. 運動耐容能については, 耐糖能正常群と耐糖能障害群間には明らかな差は認められなかった.
ISSN:0034-351X