セメントレス人工股関節全置換術後の荷重負荷
セメントレス人工股関節全置換術(THA)後の可及的早期全荷重例群(Group A)と段階的荷重例群(Group B)各々15例16股を臨床的およびX線学的に比較検討した. 1997年5月~1998年8月の間にセメントレスTHAを施行した両群の男女比, 手術時年齢, 身長, 体重に有意差はなく, 疾患は変形性股関節症が13股と15股, 特発性大腿骨頭壊死症が3股と1股, 術後観察期間は12ヵ月と19ヵ月であった. インプラントはチタン製でソケット表面はビーズコーティング, ステム近位にplasma spray coatingを施したartificial joint systemを使用した. Gr...
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Veröffentlicht in: | リハビリテーション医学 1999, Vol.36 (12), p.908-908 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | セメントレス人工股関節全置換術(THA)後の可及的早期全荷重例群(Group A)と段階的荷重例群(Group B)各々15例16股を臨床的およびX線学的に比較検討した. 1997年5月~1998年8月の間にセメントレスTHAを施行した両群の男女比, 手術時年齢, 身長, 体重に有意差はなく, 疾患は変形性股関節症が13股と15股, 特発性大腿骨頭壊死症が3股と1股, 術後観察期間は12ヵ月と19ヵ月であった. インプラントはチタン製でソケット表面はビーズコーティング, ステム近位にplasma spray coatingを施したartificial joint systemを使用した. Group Aでは術後2日目から, Group Bでは28日目から全荷重を許可した. JOAスコアはGroup Aで術前44点から術後94点, Group Bで術前43点から術後95点と各々改善していた. 両群ともにthigh pain, 脱臼, 感染, 症候性血栓性静脈炎を呈した症例はなかった. 術後入院期間はGroup A29日, Group B33日, 自立杖歩行可能までの期間は各々17日, 28日であった. X線学的評価では, 両群ともcomponentの移動, radiolucent lineの出現を認めなかった. 可及的早期に全荷重を許可したセメントレスTHA症例では, 短期ながら良好な臨床的およびX線学的成績を示し, 自立杖歩行可能となるまでの期間は有意に短かった. |
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ISSN: | 0034-351X |