レスピレーター管理のまま在宅が可能になった高位頸髄損傷の3例
地域の医療スタッフとの連絡調整を行いレスピレーター管理のまま在宅でのケアが可能になった高位頸髄損傷の3例を経験したので報告する. 在宅でのケアが可能になった要因としては, 医療体制として定期的な往診や緊急時の対応について, 推進会議を開催し入院時の主治医, 家庭医との連携を図ることによりスムーズに対応できた. 看護・介護では, (1)保健婦は退院前に呼吸管理などに関する技術を習得し訪問を開始した. (2)他の看護職やヘルパーと同行訪問を重ねることで技術(食事, 排泄, 移動, 入浴など)の統一や改善を図り, 介護者を交えて次回のケアにいかした. (3)一番重要な介護者や家族もチームの一員として...
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Format: | Tagungsbericht |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 地域の医療スタッフとの連絡調整を行いレスピレーター管理のまま在宅でのケアが可能になった高位頸髄損傷の3例を経験したので報告する. 在宅でのケアが可能になった要因としては, 医療体制として定期的な往診や緊急時の対応について, 推進会議を開催し入院時の主治医, 家庭医との連携を図ることによりスムーズに対応できた. 看護・介護では, (1)保健婦は退院前に呼吸管理などに関する技術を習得し訪問を開始した. (2)他の看護職やヘルパーと同行訪問を重ねることで技術(食事, 排泄, 移動, 入浴など)の統一や改善を図り, 介護者を交えて次回のケアにいかした. (3)一番重要な介護者や家族もチームの一員として考え, できるだけ参加しやすいように話し合いを持ち介護の拡大を図った. また保健所との推進会議を入院中から開催することにより, ケースの状況について関係者の共通認識を持つことや問題解決の場となり, 相互の役割を理解することができた. |
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ISSN: | 0034-351X |