新生児期の脳性麻痺の諸マーカーと超早期療育
長崎大学NICUにおいて, ハイリスク新生児の超早期療育に取り組み, 新生児からの療育が重要であることを強調してきた. 本報では, 成熟仮死児および低出生体重児を対象に超早期評価・療育を実施した研究成果を報告する. 評価方法としては, ブラゼルトン新生児行動評価法(Neonatal Behavioral Assessment Scale,NBAS)を用いた. Prechtl(1977,1979)によると, 新生児期の神経学的所見から予後診断を正しくはなしえない. しかし, 数日ないし数週間継続して存在した異常徴候が一時消失し, 数カ月ないし数年後になって異常な神経学的徴候, または行動上の問題...
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Veröffentlicht in: | リハビリテーション医学 1999-02, Vol.36 (2), p.91-94 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 長崎大学NICUにおいて, ハイリスク新生児の超早期療育に取り組み, 新生児からの療育が重要であることを強調してきた. 本報では, 成熟仮死児および低出生体重児を対象に超早期評価・療育を実施した研究成果を報告する. 評価方法としては, ブラゼルトン新生児行動評価法(Neonatal Behavioral Assessment Scale,NBAS)を用いた. Prechtl(1977,1979)によると, 新生児期の神経学的所見から予後診断を正しくはなしえない. しかし, 数日ないし数週間継続して存在した異常徴候が一時消失し, 数カ月ないし数年後になって異常な神経学的徴候, または行動上の問題が出現する場合があるので, ハイリスク新生児に対しては新生時期での神経学的検査が特に価値があるとしている. 新生児行動評価は1回限りの評価でなく, 新生児期前半での初回評価に引き続き行う経時的な評価の繰り返しに意義がある. |
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ISSN: | 0034-351X |