促通的運動パターン反復によって片麻痺の回復は促進されるか
「目的」片麻痺下肢への分離促通的運動パターン反復(集中訓練)の麻痺回復促進効果と阻害要因の影響を検討した. 「対象と方法」対象は片麻痺例49名(年齢54.3±11.3歳, 罹病期間35.8±62.5週, 3~240週)である. 伝統的運動療法(ROMex, マット上訓練, 健側強化訓練, 歩行訓練等)を入院時より継続しながら, 麻痺側下肢の集中訓練(5種類の運動パターン, それぞれ100回/日以上)を, 入院3~4週と入院7~8週に2クール行った. 「結果」下肢グレードの改善は1クール目の伝統的訓練0.7, 集中訓練1.3,2クール目もそれぞれ-0.1,0.5で, 集中訓練による改善が大きかっ...
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Format: | Tagungsbericht |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | 「目的」片麻痺下肢への分離促通的運動パターン反復(集中訓練)の麻痺回復促進効果と阻害要因の影響を検討した. 「対象と方法」対象は片麻痺例49名(年齢54.3±11.3歳, 罹病期間35.8±62.5週, 3~240週)である. 伝統的運動療法(ROMex, マット上訓練, 健側強化訓練, 歩行訓練等)を入院時より継続しながら, 麻痺側下肢の集中訓練(5種類の運動パターン, それぞれ100回/日以上)を, 入院3~4週と入院7~8週に2クール行った. 「結果」下肢グレードの改善は1クール目の伝統的訓練0.7, 集中訓練1.3,2クール目もそれぞれ-0.1,0.5で, 集中訓練による改善が大きかった. 半側無視例と認知正常例における麻痺の改善は罹病期間3ヵ月以下では差は少なかった. |
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ISSN: | 0034-351X |