脳血管障害片麻痺患者のADLの分析

「目的」FIM(Functional independence measure)を用いて, 脳血管障害片麻痺患者のADLを分析し, その階層分類を試みた. 「対象と方法」当院にて3か月以上入院リハビリテーションし, 発症後6か月以上経過した時点で, ADLがプラトーに達した脳血管障害片麻痺患者50例を対象とした. その内訳は男性23例, 女性27例, 脳梗塞30例, 脳出血20例, 年齢は, 58歳から80歳, 平均66.4歳であった. これら対象50例に対し, プラトーに達した時点での, FIM運動13項目の得点のデータを統計学的に処理し, 階層分類を試みた. 「結果」対象50例をクラスター...

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Hauptverfasser: 小竹伴照, 梶原敏夫, 小野木啓子
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「目的」FIM(Functional independence measure)を用いて, 脳血管障害片麻痺患者のADLを分析し, その階層分類を試みた. 「対象と方法」当院にて3か月以上入院リハビリテーションし, 発症後6か月以上経過した時点で, ADLがプラトーに達した脳血管障害片麻痺患者50例を対象とした. その内訳は男性23例, 女性27例, 脳梗塞30例, 脳出血20例, 年齢は, 58歳から80歳, 平均66.4歳であった. これら対象50例に対し, プラトーに達した時点での, FIM運動13項目の得点のデータを統計学的に処理し, 階層分類を試みた. 「結果」対象50例をクラスター分析し, その類似性が急に小さくなる所で患者を群分けすると, ADL全般良好群(FIM運動13項目平均6.6点), 中間良好群(平均5.7点), 中間不良群(平均4.7点), 全般不良群(平均2.6点)の4群に分類された.
ISSN:0034-351X