医療情報システムを用いたリハビリテーション処方

「紹介」当院のリハビリテーション処方はオーダリングシステムを用いて, 薬剤処方, 検査オーダーなどと同様に行われる. 入力内容は病名, 障害名, 依頼先, 依頼内容, ゴール, 治療内容, 禁忌・注意事項, コメントであり, それぞれはウィンドウ内のボタンをクリックするかフリーコメントのいずれかの方法で入力する. 医師がリハビリテーション処方を発行すると, 直ちにそれぞれの部門のプリンターから「リハビリ依頼箋」が打ち出される. 「調査」関係職員に対してリハビリテーション処方の満足度に関するアンケート調査を行った. 対象はオーダーを発行する医師11名とセラピスト34名である. システムに対する全...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Hauptverfasser: 大仲功一, 安岡利一, 伊佐地隆, 大田仁史
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:「紹介」当院のリハビリテーション処方はオーダリングシステムを用いて, 薬剤処方, 検査オーダーなどと同様に行われる. 入力内容は病名, 障害名, 依頼先, 依頼内容, ゴール, 治療内容, 禁忌・注意事項, コメントであり, それぞれはウィンドウ内のボタンをクリックするかフリーコメントのいずれかの方法で入力する. 医師がリハビリテーション処方を発行すると, 直ちにそれぞれの部門のプリンターから「リハビリ依頼箋」が打ち出される. 「調査」関係職員に対してリハビリテーション処方の満足度に関するアンケート調査を行った. 対象はオーダーを発行する医師11名とセラピスト34名である. システムに対する全般的満足度は「やや満足」と「どちらでもない」が多かった. 依頼内容の満足度を依頼項目ごとに質問したところ, 医師は「病名」「障害名」に不満を示す人が多かったのに対し, 逆にセラピストはそれらの項目に満足を示す人が多かった. また, 自由記載での意見ではフリー入力の充実を求める声が多かった. 「おわりに」医療情報システムを用いたりハビリテーション処方は, 内容が迅速に伝達されるなどの点で従来多く用いられてきた伝票方式に比べて優れているが, 処方の細かい内容や微妙なニュアンスが伝わりにくいなどの短所もあり, 今後改善していきたい.
ISSN:0034-351X