前十字靱帯再建術前後の集約的アスレチックリハビリテーション

自家腱による膝前十字靱帯再建術後の運動能力早期再獲得のために, 当科にて再建術を施行した54例に対し, 術前, 術後に集約訓練を施行した. 訓練方法は全身運動訓練を重視し, 深水中訓練, Step Aerobics, 屋外での陸上訓練, 自転車訓練などを, No-braceで施行した. その結果, 術前訓練にて女性患側下肢の筋力, 筋持久力が著明に増大し, 術後筋力が性差なく回復した一因と考えられた. 術後1年の大腿四頭筋筋力の対健側比は平均86.3±7.9%, 患肢ROM 1.52±2.8~148.2±4.8度, ワンレッグホップテストの対健側比95.1±7.4%, KT-1000の対健側差...

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Hauptverfasser: 小沼恵子, 土屋明弘, 守屋秀繁, 吉永勝訓, 北原宏
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:自家腱による膝前十字靱帯再建術後の運動能力早期再獲得のために, 当科にて再建術を施行した54例に対し, 術前, 術後に集約訓練を施行した. 訓練方法は全身運動訓練を重視し, 深水中訓練, Step Aerobics, 屋外での陸上訓練, 自転車訓練などを, No-braceで施行した. その結果, 術前訓練にて女性患側下肢の筋力, 筋持久力が著明に増大し, 術後筋力が性差なく回復した一因と考えられた. 術後1年の大腿四頭筋筋力の対健側比は平均86.3±7.9%, 患肢ROM 1.52±2.8~148.2±4.8度, ワンレッグホップテストの対健側比95.1±7.4%, KT-1000の対健側差2.4±2.4 mmで, これまでのところ膝不安定性の増大はなかった.
ISSN:0034-351X