磁気刺激による運動誘発電位
末梢神経系の機能障害の診断は, 末梢神経伝導検査法を用いることにより障害部位およびその程度を明らかにすることは可能であり, 臨床検査として既に確立されている. 近年, 中枢神経系の機能障害も体性感覚誘発電位や脊髄誘発電位を用いることにより, 障害の有無やその部位をある程度捉えることが可能となった. これらの検査を行う際, 一般に電気刺激が用いられてきた. 電気刺激は皮下の浅層を走行している神経を刺激することは容易であるが, 深層を走行している神経や骨に取り囲まれている脊髄や脳を刺激することは困難であった. Merton&Mortonら(1980)は高電圧低出力インピーダンス刺激装置を用いて,...
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Veröffentlicht in: | リハビリテーション医学 1994/10/18, Vol.31(10), pp.715-718 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 末梢神経系の機能障害の診断は, 末梢神経伝導検査法を用いることにより障害部位およびその程度を明らかにすることは可能であり, 臨床検査として既に確立されている. 近年, 中枢神経系の機能障害も体性感覚誘発電位や脊髄誘発電位を用いることにより, 障害の有無やその部位をある程度捉えることが可能となった. これらの検査を行う際, 一般に電気刺激が用いられてきた. 電気刺激は皮下の浅層を走行している神経を刺激することは容易であるが, 深層を走行している神経や骨に取り囲まれている脊髄や脳を刺激することは困難であった. Merton&Mortonら(1980)は高電圧低出力インピーダンス刺激装置を用いて, 経皮的大脳刺激による錐体路機能を客観的に評価する方法を開発した. |
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ISSN: | 0034-351X 1880-778X |
DOI: | 10.2490/jjrm1963.31.715 |