パーキンソン病患者の足圧中心の開閉眼による変化
【目的】前傾・前屈姿勢を示すが, 後方転倒性がめだつパーキンソン病(PD)患者の立位姿勢異常の解明を試みた. 【対象】PD群は平均年齢65歳の7名(右側がより障害4名, 左側がより障害3名)であり, 正常群は平均年齢61歳の右利き正常人7名であった. 【方法】直交格子様に配列した直径5 mmの鋼球に足圧が加わると, エポキシ・ラバー面内にひずみ分布が生じ, これに白色光を透過すると光弾性縞を生じる. この縞模様の計測により足圧分布を測定する光弾性法により足圧中心(CCP)を求めた. 被験者は開眼と閉眼の状態で400×300 mmの受圧板上で1分間の立位姿勢を保ち, 10秒ごとにsampling...
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Format: | Tagungsbericht |
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Zusammenfassung: | 【目的】前傾・前屈姿勢を示すが, 後方転倒性がめだつパーキンソン病(PD)患者の立位姿勢異常の解明を試みた. 【対象】PD群は平均年齢65歳の7名(右側がより障害4名, 左側がより障害3名)であり, 正常群は平均年齢61歳の右利き正常人7名であった. 【方法】直交格子様に配列した直径5 mmの鋼球に足圧が加わると, エポキシ・ラバー面内にひずみ分布が生じ, これに白色光を透過すると光弾性縞を生じる. この縞模様の計測により足圧分布を測定する光弾性法により足圧中心(CCP)を求めた. 被験者は開眼と閉眼の状態で400×300 mmの受圧板上で1分間の立位姿勢を保ち, 10秒ごとにsamplingし, (1)λ値(%)=左右の踵からのCCPの距離/踵から親趾までの距離の平均値と, (2)“より障害の軽い”足と“より障害の重い”足への体重配分の割合の変化を解析した. 【結果】(1)開眼では両群間のλ値に有意差は認めなかった. (2)閉眼により, 正常群ではCCPは有意に前方に移動(45.8 vs 48.9, p |
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ISSN: | 0034-351X |